映画「加奈子のこと」の上映スケジュールや各種情報を随時更新して行きます!
もし「「加奈子のこと」をうちで上映したい!」という方がいらっしゃいましたら是非ご連絡下さい。奈良・京都・大阪など関西近辺の会場でしたら、こちらのスタッフがプロジェクター・スクリーン・スピーカーを持ち込んでの上映が可能です。ホール・公民館・喫茶店・お寺など場所は問いません。ただし、プロジェクターで映写可能な暗さを保てる施設であるか、音響面で静かな環境であるかなど、環境面で上映不可となる場合がございますのでご了承下さい。関西圏以外の会場や、関西圏でもプロの上映スタッフがおられる場合は、DVDもしくはブルーレイ・ディスクでの貸し出しも受け付けております。これまでの上映の様子は上映レポートをご覧下さい。上映に関する詳細(料金など)をお知りになりたい方は「プロデューサー金勝男 090‐1586‐8151」までどうぞ。基本的におひとりでも多くの方に観て頂きたい思いで活動しておりますので、お気軽にご連絡下さい。
中国自動車道三田ICを下りて新三田市へ。「ウッディタウン」「フラワータウン」と日本離れした地名が良く似合う新興住宅街が続きます。そんな中にあってひと際美しくそびえ立つのが今回の上映場所である「三田市民病院」です。「お、大きい・・・」上映スタッフも思わず足がすくんでしまいました。
定員いっぱい満員の会場には、病院で働く医師や看護師の方々の姿も。先程まで仕事をされていた服装そのままで駆けつけて下さいました。真剣な眼差し、弾けるような笑顔。「命」を預かる仕事をされている皆さんの「豊かさ」が伝わってきました。
映画上映会のテーマは「残された家族の思いを知る」~家族のケアパートナーとしてともに患者を支える~でした。「患者さんが亡くなられた後の、残されたご家族、ご友人の思いを知る。その事がこれからのより良き看護につながるのでは」が今回の上映会を企画して下さった動機とのこと。仕事への意識の高さに頭が下がります。
上映終了後には質疑応答が行われました。「自宅にて家族を看取られた方と、病院にて家族を看取られた方では、その後の人生の過ごし方に違いがあるのでは」など、国が勧めている「自宅での看護」にも話が及びました。
質疑応答の中で横田監督が引用したのは批評家・若松英輔さんの著書の一説「これからも死者は、悲愛の扉を開け、訪れる」でした。
生者と死者は悲しみを通して出会うことができる。だから悲しむ事を恐れてはいけない。遠ざけてはいけない。「加奈子のこと」にも通じる言葉です。
上映会の最後に吉田看護部長さんが病院宛てに届けられた一通の手紙を朗読されました。病院にて亡くなられた女性のご主人からのもの。そのご主人は深夜に突然亡くなられた奥様の最後に立ち会う事ができなかったそうです。病院関係者への感謝の言葉から始まり、やがて妻の最後の様子を教えてほしいと、文面は続きます。涙をこらえつつ何度も中断を挟んでの朗読となりました。
4月17日(木曜日)午後5時半より兵庫県三田(さんだ)市立・三田市民病院にて「加奈子のこと」が上映されます。残念ながら病院関係者の研修用上映のため、外部よりの入場の受付はしておりません。上映の様子はまた後日レポートにて詳しくご報告いたします!
あと少しで桜も満開。年明けの上映会で残雪を目にしたのを懐かしく思い出します。春になりましたら一度平群の町を訪れて下さい。のんびりとした風景はハイキングにぴったり。個人的には大きな湯船が評判の「音の花(ねのはな)温泉」がお薦めです!
会場となったのは奈良県平群町「上庄農村環境改善センター」。上映会に先立ち食事会が、終了後はカラオケ大会が催されました。なんとも和気あいあいとした雰囲気。映画を観て下さった方が「やっぱり人は人とつながらんとな」と口にされていました。今日の集まりの大切さを感じさせるお言葉でした。
横田監督と談笑するのは会員の前川勘司さん。今回の参加者の中で最高齢とあり皆さんから「長老」と呼ばれておられました。日本映画ファンにとって「長老」と言えば黒澤明監督「七人の侍」の水車小屋に住む老人。決め台詞「やるべし」の重々しさが魅力的でした。こちらの長老は身のこなしも軽やか、なんとも若々しい。負けず劣らず魅力的でした。
「長寿会」の皆さんと記念写真。「長寿会」は上庄地区にお住まいの65歳以上の方に入会資格があります。実は上庄地区にも高齢化の波が。入会資格をお持ちの方が6割近くに上るとのこと。そんな中にあって皆さん「どうしたらより良く老後を暮らせるか」を懸命に模索されておられました。
今回の上映会を企画して下さった平群町上庄地区「長寿会」の会長である吉本蔦男さんと奥様のシマさん。
吉本さんは上映会場のすぐ近くにある「紀氏(きし)神社」の宮司さんです。「紀氏神社」は水運により名を馳せた古代豪族「紀氏」が氏神をお祀りするために建立したのが始まりだそうです。ご夫婦のとなりに写っているのは本映画のプロデューサーの金さん。「俺、写真を邪魔してないか」と呟やかれてましたが、確かに少し…。
「長寿会」会長の吉本さんが宮司を勤める紀氏神社の境内。
参道に落ちた椿が「神気」を感じさせます。紀氏神社は通称「椿の宮」とも呼ばれています。上庄の「上」も「神」から来てると言う説もあるそうで。なんとも神聖な土地柄のようです。
3月30日(日)午後1時 より奈良県生駒郡平群町・上庄農村環境改善センターにて「加奈子のこと」が上映されます。残念ながら上庄長寿会会員向けの上映のため、外部よりの入場の受付はしておりません。上映の様子はまた後日レポートにて詳しくご報告いたします!
他府県の方には分かりづらいかもしれませんが、「加奈子のこと」のロケ地となった斑鳩町と、今回の上映会がある榛原市では、同じ奈良県下でも随分と距離が離れています。大きな山をひとつ越えることになります。
山越えの時にはまだまだ雪が一面に残っており、もう1週間も経つのにと驚きでした。榛原市に入るとさすがに晴天という事もあり雪はなくなっておりましたが、それでも日陰にはまだ雪の残滓が。
畑の上の溶けやらぬ雪の向こう、夕日に浮かび上がっているのが、今回の上映会場となった下井足農林会館です。
上映開始までの時間を利用して会場周辺を散策することに。橋を渡ろうとすると残照に輝く川が目に入りました。駅前の商店街には大衆演劇の常打ち小屋やまと座が。今年で十周年を迎えるそうです。ちょうど小腹がすいたので同じ通りにある「みーちゃん寿司」と言う店に。寿司屋なのに結構何でもありびっくり。生姜風味の中華そばが美味で、ちょっと旅行気分。
開催の挨拶をされているのは今回の主催者である下井足(しもいだに)自治会の山口隆次会長です。横田監督が出演した関西TV「よーい、ドン!」をご覧になられて「加奈子のこと」のことを知り上映会を企画して下さいました。ありがとうございます。
上映終了後、自治会の皆さんが円となり座談会が行れました。「加奈子のこと」の内容に沿って「現代社会で増えている一人暮らしの高齢者問題について」「地域での高齢者への見守りについて」「自治会への対応策と課題について」の3つをテーマに思いを交えられました。
「映画の内容が人事とは思えない」「やはり助け助けられる人間関係が大切」など活発な議論が続きました。色んな土地に住む人々、様々な問題、そこには共通するものもあるように思えます。
2月22日(土) 午後七時より奈良県宇陀市榛原下井足の農林会館2階大集会室にて「加奈子のこと」が上映されます。地域交流学習会「高齢者問題について考えよう」の中での上映です。一般の方も参加可能ですので興味あり方はご連絡を!
地域交流学習会「高齢者問題について考えよう」
映画「加奈子のこと」上映
とき 2月22日(土)
19時より開催
参加費 無料
場所 宇陀市立会館農林会館 2階大集会室
近鉄大阪線榛原駅より徒歩15分
主催:下井足自治会
問い合わせ先
下井足(シモイダニ)自治会会長 山口隆次 TEL090ー1679ー7978
専立寺は地元高田市の皆さんから「御坊(ごぼう)さん」と呼ばれています。「御坊」とは浄土真宗などの由緒ある寺院のこと。なんとなく暖かい響きから、市民の皆さんが持つお寺への親しみが伝わってきます。大和高田市を舞台にした横田監督作品「大和川慕情」にも専立寺は登場しています。ちなみに2月14日、上映会の前日に日本列島は記録的な大雪に見舞われました。奈良県下も大変な積雪に。交通渋滞など多くの被害が起こる中で、元気に遊ぶ子供たちの姿が印象的でした。専立寺境内にもあちこちに溶け切らぬ雪が。
現在の本堂は天保九年に火災のあった旧本堂の隣に新築されたもの。旧本堂のがらんは東大寺の大仏殿、金峰山寺の蔵王堂と並ぶ大和を代表する木造建築だったそうです。
現存する山門、太鼓堂などからも、その立派さが忍ばれます。
左写真が山門。大和高田市指定文化財。寛政6(1794)年建立。歩く人からその大きさが分かります。
下写真が太鼓楼。同じく大和高田市指定文化財。天明6(1786)年建立・真宗寺院の鼓楼としては最大規模 。上階部分に太鼓があり、その太鼓を打って町に時を知らせていたそう。手前に延びて来ているのが築地塀で山門につながっています。
2月15日はお釈迦さまの亡くなられた「涅槃の日」です。お釈迦さまは亡くなられる前に弟子たちに「世の無常から目を逸らしてはならない、そして勤めて励むように」と話されたそうです。なんとも厳しいお言葉。映画づくりにも一脈通じる教えだと思います。
挨拶をされているのは今回の上映会の主催者「夢咲塾」のメンバーの上田泰史さん。龍谷大学映画研究部のご出身。横田監督の先輩にあたります。
横田監督の作品履歴は1988年製作の「その夏のどん」より始まりますが、実はその前に2本の習作があります。その1本に上田さんは出演されています。なんとチンピラ役だったそうです。
上映会場となった本堂内。前作「大和川慕情」もここで上映されました。
境内の片隅には可愛らしい雪だるまが。
2月15日(土)夜19時より、浄土真宗本願寺派如意山専立寺本堂にて「加奈子のこと」が上映されます。これは横田監督の前作「大和川慕情」で多大なる協力をして下さった夢咲塾主催による上映会です!また専立寺は「大和川慕情」のロケ地でもあります。
第12回高田夢まちシアター「加奈子のこと」上映会
とき 2月15日(土)
19時~主催者・横田映画監督あいさつ
19時20分~上映
参加費 無料(定員100名)
場所 浄土真宗本願寺派如意山専立寺本堂にて
大和高田市内本町10-19
主催:夢咲塾 共催:本町市町地区まちづくり協議会 後援:専立寺
問い合わせ先
夢咲塾事務局 阪本 TEL 0745-53-6059
お陰様で無事1年間上映を続ける事が出来ました。協力して下さった方々誠にありがとうございます。今年もまだまだ上映は続きますので、何卒よろしくお願いいたします。
写真は斑鳩法隆寺の雪景色。
今年4月14日の奈良県立図書情報館の「加奈子のこと」上映会が好評でしたので今回のアンコール上映となりました。
上映を手伝って下さった奈良女子大学の学生さん。図書館にインター実習で来られていたそうです。
手にされているのは「加奈子のこと」のチラシと、映画が扱う「死別の悲しみ」に関する奈良県立図書情報館の蔵書目録です。広瀬寛子著「悲嘆とグリーフケア」など40冊近い書名が記されていました。映画をご覧になりクロストークを聞いて下さった方が、更に図書館にて考えを深めて下されば、こんなにうれしい事はありません。
上映終了後に横田監督と上智大学グリーフケア研究所の山本佳代子さんのクロストークが行れました。山本さんは出産予定日が近づく中のご来場。ありがとうございます。
司会をして下さったのは奈良県立図書情報館の職員であり今回の上映会の企画者でもある戌井さん(写真左)。
今年3月11日、横田監督の所属する融通念仏宗の僧侶33名が大阪中津にある上智大学グリーフケア研究所を訪れました。お坊さんも遺族に対する心配りをもう一度学び直さなければならないとの思いからでした。その時に講演をして下さったのが本日クロストークに参加された山本佳代子さんでした。10月の上智大学グリーフケア研究所の「加奈子のこと」の上映、そして本日のクロストークへと、「つながり」は広がりました。クロストークは質疑応答も含めて1時間近くに及びました。山本さんのお言葉「死別の悲しみは捨て去るものではなく共存するもの」が心に残りました。「加奈子のこと」の主題と重なるように思えました。
上映後の質疑応答はいつもどこか切実感の伴ったものになります。自分の老後を気にされる方、親の姿をだぶらせられる方。
33分の短編映画の、描かれなかった部分を埋めるように、それぞれの人生を語って下さいます。
来年2月1日に「奈良県立図書情報館」にて横田監督の旧作「月光」「極楽寺、燃えた」が上映されます。「月光」(写真左)は「奈良ろう者劇団大仏も笑う会」との共同製作作品。「音が聞こえないからこそ見えるものがある」をコンセプトに作られた無音映画です。「極楽寺、燃えた」(写真右)は斑鳩町に実在した人物を人々の証言だけで綴るドキュメンタリー。共に実験的な作風の「観終わった後に世界が少し違って感じた」と評される作品です。ぜひご来場下さい。
1月の「應典院」より始まった上映会も今年最後となりました。1年間多くの会場で様々な観客の皆様と出会う事ができました。一つひとつが思い出深いものであり、次回作への糧となりました。感謝致します。来年もまたどこかの場所で出会える事を願っております。良いお年をお迎え下さい。
12月8日(日)奈良県立図書情報館・交流ホールにおいて「加奈子のこと」が再上映されます!今回は横田監督と上智大学グリーフケア研究所の山本佳代子氏とのクロストーク付きです!
山 本氏は上智大学グリーフケア研究所主任研究員で人間・環境学博士。専門は死生学、グリーフケアの人材養成と研究に携わられています。著書に『どう生き ど う死ぬか─現場から考える死生学』(共著、弓箭書院、2009年)、『愛するものの死とどう向き合うか─悲嘆の癒し』(訳著、晃洋書房、2009年)、 『グリーフケア入門─悲嘆のさなかにある人を支える』(共著、勁草書房、2012年)、『悲嘆と向き合い、ケアする社会をめざして』(共著、平凡社、 2013年)など。
「グリーフ」とは「悲嘆」という意味。大切な人愛する人を亡くしてしまった人たちの悲しみや苦しみ=悲嘆をともに受け止め支援していくことを「グリーフケア」と言います。
上映時間 14時~ (30分前に開場)
入場料:無料(事前申し込み不要)
お問い合わせ
奈良県立図書情報館
〒630-8135
奈良市大安寺西1丁目1000番地
TEL 0742‐34‐2111
FAX 0742‐34‐2777
1回の上映の定員は50名程度です。また奈良県立図書情報館は最寄りの駅からは離れた所にあるため、自家用車あるいは奈良・新大宮駅からバスでお越し下さい。
融通念仏宗融念寺があるのは奈良県斑鳩町神南(じんなん)の村。 お寺の近くにある「三室山(みむろやま)」は「御室山」とも記されます。神さまの降臨する所の意味があります。聖徳太子さまが斑鳩宮を造営された時に、ふるさと飛鳥の神さまをこの山に祀られたことに由来するそうです。神南の地名も、神南備、神の鎮座する所から取られています。なにかと云われの多い霊験あらたかな土地です。
身振り手振りを交えてお寺の由来をお話くださる渓村(たにむら)住職と阪本昌敏さん。阪本さんは大和高田市の町おこしグループ「夢咲塾」のメンバー。夢咲塾と横田監督の関係は、映画「大和川慕情」を製作するなど深いものがあります。この日も上映準備に馳せ参じて下さいました。
2人の後ろに見える建物は「恵宝殿」。重要文化財「地蔵菩薩立像」(写真左)、「聖観音菩薩立像」(写真右)が所蔵されています。かつてこの場所に「三室堂(みむろどう)」なる庵があり、旅の歌人「能因法師」が住まわれていた事もあるそうです。その時に詠まれた句が、有名な「嵐吹く御前(みむろ)の山の紅葉ばは竜田の川の錦なりけり」です。
恵宝殿におられる「地蔵菩薩立像」。右手で衣の端をそっと持ち上げる仕草は、今にも動き出しそうな、我々を救いに来て下さるような雰囲気です。もう一体の「聖観音菩薩立像」は、対象的に穏やかで静かな佇まい。慈悲心に溢れています。「動」と「静」の二体の菩薩像、共に重要文化財です。
上映に先立ち「十夜法要」が勤められました。ご焼香をする参詣者の方々。仏教には「薫習(くんじゅう)」と言う教えがあるそうです。香のかおりが衣服に染み込むように、仏の教えが心に染み込むことだとか。
融念寺の壇家さんは心優しい方ばかり、まさに「薫習」の人達に思えました。私達も少しは「薫習」できたかな。
ちなみに、ご住職の名前は渓村真司(たにむらしんじ)。公の場で名前を呼ばれると、「昴」の方と間違われて、ざわめきが起こることもあるそうです。
「加奈子のこと」は今年一年間「顔の見える」上映を続けてきました。つまり完全な出張上映。映写スタッフと監督が現地に足を運ぶ形の上映です。なにかと手間暇もかかったりしますが、こんな笑顔に出会うと、苦労も吹き飛びます。
上映終了後にはお餅入りの小豆粥が振る舞われました。最近上映会のたびに食事を頂いてる気がします。恐縮です。お箸を動かしながら耳をすますと、離れたテーブルより映画の感想を話す男性の声が。「 今日映画を観てしみじみ思ったわ、やっぱり女房は大切にせんとな」暖かい評が胸にしみました。
融念寺の前を流れる竜田川。2007年の横田作品「月光」(右写真)はこの河川敷にて撮影されました。下写真の真ん中、台形のコンクリート部分が右の場面を撮影した場所。「月光」は「音が聞こえないからこそ見えるものがある」をコンセプトに作られた無音映画。来年2月1日奈良県立図書情報館にて上映予定です。
今回奈良の寺院、いかるが町神南融念寺の「十夜会」にて「加奈子のこと」が上映されることになりました。
「十夜会(じゅうやえ)」とはインドの古いお経「無量寿経」の一節「此に於て善を修すること十日十夜なれば、他方諸仏の国土に於て善をなすこと千歳するに勝れたり(この世で十日間よい行いをすることは、仏の国で千年間良い行いをすることよりも尊い)」を基にした法要です。
融念寺には「地蔵菩薩立像」「聖観音立像」が祀られており、ともに平安時代の仏像で国の重要文化財指定を受けております。現在「恵宝殿」内に安置されており、電話にて事前予約していただければ、一般 300円、中学生 200円、小学生 100円で拝観する事ができます。拝観時間は9:00-16:00の間です。
また斑鳩町内に同じ名前の融念寺というお寺がございますので、お間違えのなきようお願いいたします。
12月1日(日)融念寺 「十夜会」のお勤めと映画上映
お勤め 13時~ 上映14時~
基本的には融念寺の檀家さんを対象とした上映会ですが参加をご希望される方がありましたら直接お寺までご連絡下さい。
融念寺 JR「王寺」駅・近鉄「新王寺」駅下車 徒歩25分
〒 636-0143 奈良県生駒郡斑鳩町神南3-5-8 TEL0745-75-5031
今回の上映場所は奈良県斑鳩町三井(みい)の村。 稲刈りが済んで田んぼに積み藁が置かれていました。
三井の名前は、かつて村の中に三つの井戸があった事に由来します。現在は三つの井戸のうち「赤染めの井戸」だけが姿を残しています。古よりの時を経た情緒ある路地は訪れる者の心に安らぎを与えてくれます。意外と観光客の訪れない隠れスポットですよ。
美しい瓦屋根の連なりのむこう、三井の村に建つ法輪寺。
昭和19年に落雷により焼失しましたが、作家の幸田文さんらのご尽力により昭 和50年に再建されました。
「建物に釘(鉄)を使うか否かの大論争」など再建にまつわる物語は多くのTV・書物で紹介されています。法輪寺の三重搭は、法 起寺の三重搭、法隆寺の五重塔と合わせて斑鳩三搭と呼ばれています。
今回は三井公民館祭りの一環として上映。まずは三井の奥さま方が大鍋の周りに集結。そこにはぐつぐつと煮える80人分のお肉が! お手製「牛丼」の登場です。お味は某チェーン店のものに匹敵するおいしさ。いや愛情の入り具合なら絶対こちらが上です。
11月とは思えない暖かい日和。上映に先立ち小城淑子先生の指導によるフラダンス教室「ティアレ・フラ」の皆さんの踊りが披露されました。ゆるい音楽と舞い、意外と三井の村とマッチしておりました。奈良のゆったりとした時の流れを「大和時間」と言ったりします。フラダンスと「大和時間」相性が良いようです。
美しきフラダンサーに手を引かれ、村の男衆もステージにひっぱり出されました。
この祭りは女性が中心のため「アルコールは無し!」です。でも色香に惑わされて少し酔っておられたようにも。
観客の皆さんに心地よく鑑賞して貰えるようにスクリーンは天井ぴったりのサイズを選びました。
三井の村は横田監督のお寺・淨念寺の壇家さんが多く住まわれています。菩提寺(自分の家のお寺)のお坊さんが自分の作った映画を上映する。なんだか不思議な光景ですが、これも新しい法話の形でしょうか。
横田監督の挨拶「この作品は「半沢直樹」や「あまちゃん」に比べて地味でして」に観客席から笑いが起こりました。「加奈子のこと」が描くのは大切な人を亡くした哀しみ。哀しみにさし込む淡い光です。確かに地味な作品ですが、上映会を企画して下さる方が途切れず、さまざまな観客の皆さんとの出会いが続いています。ありがたいことです。
奈良いかるがの「三井公民館祭り」にて「加奈子のこと」が上映されることになりました。祭りですので、フラダンスに法話、「加奈子のこと」上映、お食事(牛丼・サラダ・味噌汁・もち)と盛りだくさんです。興味ある方は連絡の上ご参加を!
11月16日(土) 三井集会所 第11回三井公民館祭り PM12:00~
参加費 中学生以上 500円 小学生以下 100円
三井住人以外の方 700円
三井集会所 奈良いかるがの法輪寺より北へ徒歩3分
〒639-1057 奈良県生駒郡斑鳩町三井
問い合わせ TEL 0745-75-2653(中野)